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立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える

過日. NHKスペシャルで「立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」なる特集を観て寒気がしました.
人を人足らしめる脳の神秘をついに科学が解明し, 利用できる段階にまできている事を, 最先端技術の応用例で示してくれました.

パーキン躁病患者の脳に擬似的な信号を送る事で手足の自由を取り戻す技術には本当に感心しました. 技術の内容よりも, その回復(本当は一時的な誤摩化し)が異常に早い事に驚きました. 歩けなかった人が一週間で自由に歩けるようになり, 常に身体が震えて満足に椅子に座れなかった人が一ヶ月後にはプールを泳げるようにまでなっていました.
この技術は人体を拡張, 強化するのでなく, 本来の機能を取り戻す為に使用されていたのである程度は納得できました. しかし此れを足がかりに恐ろしい未来が待っている気がします.

恐ろしかったのは「ロボマウス」の技術です.
実験用のマウスの脳に電極を指し, 脳に直接指示を出せる技術です. 例えばマウスが左に曲がろうとしていた時に, 脳に「右に曲がりたい(外部からの威圧的な指示ではない)」と信号を送る. するとマウスはまるで自分で意志を決定したかのように右に曲がります.

この技術の良い点は, 目的だけを与えてやれば, 途中の問題は生物が勝手に解決してくる点です. ロボットでいちいち関節や重心の制御に難しい計算をする必要もありません. ロボットを制御するより生体の脳をいじくり回した方が効率がいい気がします.

しかし, 効率だけで技術の良し悪しは判断したくありません. 倫理的, 宗教的観点から問題があります. この技術の本質は本当はマウスの意志でないのに, 本人は自覚できずに操作される事です. まさにマインドコントロールです.

この技術はマウスに限った事だけではなく人間にも応用できてしまうところが考えさせられる点です. 知恵を持った生物のアイデンティティー, 自意識をあっさりと否定してしまう状況をつくれます. 「我思う故に我あり」は我の現象を証明するだけのものになり, そもそもの我を証明する事ができなくなります. 子供の頃に観たSFが現実になろうとしています.

もしこのまま, 科学や技術を追求しすぎると, 人間は生物の立場を失い, 異なる現象になるような気がします. それが良いのか悪いのかわかりません. 倫理や宗教も科学にあわせて変化していくかもしれません.
しかし, 今を生きる自分にはとても許容できそうにありません.

2005.11.08 | | Comments(0) | Trackback(1) | 半歩先行く科学力

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立花隆

立花隆立花 隆(たちばな たかし、本名:橘 隆志 1940年5月28日 - )は、日本のジャーナリスト・評論家。人物長崎県長崎市生まれ。6歳の時、父の郷里茨城県水戸市に移る。茨城県立水戸第一高等学校、東京都立上野高等学校を経て、東京大学文学部フランス

2007.03.13 | sayaの部屋

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